深夜一時のコンビニ

一人時間

深夜一時のコンビニ

 

眠れない夜がある。

 

理由はよく分からない。

 

疲れているはずなのに、

 

頭だけが起きている。

 

時計を見る。

 

午前一時。

 

部屋は静かだ。

 

何度寝返りを打っても、

 

眠気は来ない。

 

そんな夜は外へ出る。

 

近所のコンビニまで歩く。

 

夜の住宅街は驚くほど静かだ。

 

昼間は賑やかな道も、

 

今は別の場所のように見える。

 

数分歩くと、

 

コンビニの灯りが見えてくる。

 

それだけで少し安心する。

 

店内には数人しかいない。

 

雑誌を立ち読みする人。

 

飲み物を選ぶ人。

 

レジに並ぶ人。

 

誰も会話をしていない。

 

それなのに、

 

一人ではない気がする。

 

温かいお茶を買う。

 

レジを済ませる。

 

「ありがとうございました」

 

店員さんの声が聞こえる。

 

たったそれだけだ。

 

でも、

その一言に少し救われる夜がある。

 

帰り道、

缶のお茶を持ちながら歩く。

 

空を見る。

 

星は見えない。

 

でも夜風は気持ちいい。

 

眠れない夜も悪くない。

 

そう思える瞬間がある。

 

深夜一時のコンビニは、

 

今日も静かに灯りをつけている。

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