コンビニの灯りを見ると安心する

一人時間

コンビニの灯りを見ると安心する

いつもと、同じ風景がある。一人ゃないんだ、安心できるとき。

 

 

夜の帰り道、少し疲れた頭で歩いていると、

遠くにコンビニの灯りが見える。

あの白い光を見ると、なぜか少し安心する。

 

別にお腹が空いているわけじゃない。

 

買いたいものがあるわけでもない。

 

でも、つい寄ってしまう。

 

自動ドアが開く音。

 

一定の温度。

 

並びすぎている飲み物。

 

揚げ物の匂い。

 

 

誰かが立ち読みしていて、

 

店員さんが静かにレジを打っている。

 

その全部が、

 

「いつも通り」でできている。

 

一日がうまくいった日も、

 

なんとなく疲れた日も、

 

コンビニだけは同じ明るさでそこにある。

 

 

たぶんそれが、

 

安心する理由なんだと思う。

 

夜って、少しだけ孤独が大きくなる。

 

家に帰れば休めるはずなのに、

 

なぜか気持ちが追いつかない日がある。

 

 

そんな時、

 

コンビニの灯りを見ると、

 

「まだ世界とつながってる」

 

みたいな感覚になる。

 

特別な言葉をかけてくれるわけじゃない。

 

人生が変わるわけでもない。

 

 

でも、

 

温かい缶コーヒーを持って店を出る頃には、

 

少しだけ呼吸が浅くなくなっている。

 

 

たぶん人は、

 

大きな幸せだけじゃなくて、

 

こういう小さな安心でできている。

 

 

今日も帰り道で、

 

いつものコンビニの前を通った。

 

特に用事はなかったけど、

 

少しだけ安心した。

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