正論が増えるほど、組織から対話が消えていく
組織が壊れる時、必ずしも怒号が飛び交うわけではない。
むしろ静かに壊れていく。
誰も間違ったことは言っていない。 誰もルールを破っていない。
それなのに、少しずつ息苦しくなる。
その理由の一つは、「正論」が増えすぎることにある。
正論は強い。
正しいから反論しづらい。 善意をまとっているから、空気も逆らいにくい。
だから組織の中では、“正しいことを言う人”が強くなりやすい。
だが、本当に必要なのは、いつも正しさだけではない。
「それ、少し違和感があります」 「まだ整理できていないけれど…」
そんな未完成な言葉が出せる空気の方が、長く健全だったりする。
対話とは、勝ち負けではなく、考え続ける余白なのだと思う。
そこに、「疲れ」を感じてしまうのかもしれない。