誰にも話さない小さな疲れ

帰り道

誰にも話さない小さな疲れ

「人と会い、会話を繰り返すと疲れる」
そんな感覚がある

人には話さない疲れがある。

 

ちゃんと眠っているのに、
なんとなく重たい日。

 

特別な理由はないけれど、
少しだけ気持ちが疲れている日。

 

でも大人になると、
そのくらいの疲れは、
うまく隠せるようになる。

 

「大丈夫です」

 

「平気です」

 

そう言いながら、
一日を過ごしていく。

 

帰り道、
電車の窓をぼんやり見ている時だけ、
少し本音に近づく。

 

本当は、
少し静かになりたかったこと。

 

少し休みたかったこと。

 

誰にも話さない小さな疲れは、
夜の中でゆっくりほどけていく。

 

だから帰り道の時間は、
少し大切なのかもしれない。

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